[competition]
全員が騎馬を組み終えて、スタートライン上にずらりと8騎馬が勢揃いする時、騎馬を一つ選び、 その騎馬が試合中どう戦っていくのか、追いかけながら見ていくとより一層楽しめます。
開成の運動会は初めて、そんな中一の競技が馬上鉢巻取り、通称馬鉢。小学校の運動会で、騎馬を組み紅白帽を取り合った経験のある人ももいるのではないでしょうか。
とはいえ馬鉢は紅白帽取りの単なる派生形ではありません。運動会の競技としてルールを大幅に変えることなく、同じ形態でおこなわれてきたのが行われてきたのが馬鉢。何十年もルールが変化しなかったのには、それだけの理由を持ちます。
鉢巻を取られた騎馬が負け、フィールドの外に押し出された騎馬が負け、騎馬が崩れて騎乗が騎馬から落ちたら負け。シンプルな競技性と、とことん突き詰める安全性。それらが極まったのが、この馬鉢というスポーツなのです。
強い騎馬というのは本当に強い。1試合の中で、4騎馬に勝利を収める騎馬もいます。しかし、そんな強い騎馬があるからといって、
その組が勝利できるとは限らない。重要なのが、相手の騎馬が強かった場合に耐久する技術となります。
押す力の強い騎馬に対しては、押しながら回ることによって相手の押しを受け流す「ローリング」、
騎乗が強い騎馬に対しては、鉢巻の結び目を完全に両手で覆う「亀」などが有効です。馬鉢をご覧になるときは、
その騎馬が攻め、守り、はたまたどちらも行っているのか、その役割を想像するとまた違った一面が見えてくるでしょう。
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