[competition]
綱取りはそれぞれが闇雲に綱を動かそうとしているわけではなく、全体での作戦があります。 試合開始時の競技者の配置、そして綱の動き方に注目してください。
綱取りは、フィールド上に配置された10 mの綱5 本を「取り合う」競技です。綱引きと異なり「押す」ことも「引く」こともできるので、単なる力勝負に留まらない戦略的で激しい試合が展開されます。競技者のパワーやスピードだけでなく、試合を客観的に見て動く冷静さや状況判断能力などがその組の勝敗を決します。
5本の綱を出来るだけ多く自陣側へ持ってくることが目標です。
高3が声を出している付近まで綱が来て「エンドライン」を越えるとK.O. となります。競技者は自分の綱K.O. となったら他の綱に加勢しにいきます。
本部側から鏡側へ1番綱、2 番綱…、5番綱と名前がついています。そしてその綱に追従するよう、競技者が皆スタートラインへと整列します。
・連綱
足の速い競技者がその綱の重なっている場所へダッシュし、重なった2本の綱をまとめて取ることにより複数の綱を一体的に動かします。非常に攻撃的な戦術です。
・縦綱
試合開始時に横向きにおいてある綱を縦に回転させて「綱引き」のような形にする作戦です。
・中央集中、V字綱
中央集中は強靭な人を綱の中央に集め、力で綱を動かすという基本の作戦です。一方、V字はそれに対抗するため綱の両端に人を集め、V字になるように中央へ綱を動かすことで、綱の中央に固まっている敵の居場所を減らして押しにくいようにします。
綱がフィールドの端を完全に越えると放棄になります。放棄になった綱は勝敗に関わりません。
放棄を狙うタイミングは試合開始直後、50 秒経過前、試合終了間際など様々あります。相手にK.O. されそうになった場合に放棄するというのもありますが、相手が強い場合や早めに救援したい場合など最初から狙って放棄をする場合もあります。
毎年1つぐらいの組が使ってくる作戦です。奇襲的にフィールドの外へ綱が動いていく様子は圧巻です。
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